騒音の事例と解決方法をご紹介02「ダンススタジオの騒音問題の例」
騒音問題で悩む皆様のために、創和防音がここ数ヶ月でご相談頂いた内容をご紹介させて頂きます。
また、その解決方法と大体のお値段も公開!同じ悩みに苦しんでいる方がもしいらっしゃいましたら、ぜひ創和防音までご相談ください。
大阪府 大阪市のダンススタジオ騒音の事例
【ご相談内容】
ダンススタジオを運営しているお客様よりお問い合わせ「過去2年間、クレームは無かったが3ヶ月前より何度も管理会社から注意されている」とのお問い合わせでした。
状況を伺ったところ
・商業ビル内
・防音工事無し
・800Wのスピーカーシステムをステレオ再生
とお客様に非常に不利な状況で運営されているとのことでした。
お電話頂いた時点で創和防音スタッフが立てた仮説は以下の通りです。
・隣のテナントが変わった
商業ビルやテナントビルでは、しっかりとした防音工事を施さないままスタジオを運営していると、騒音リスクが伴います。
例えば、最初は居酒屋が入っていて騒音問題が発生しなかったとしても、後にエステサロンやオフィスに変わると、クレームが発生するケースがあります。「自分たちが先に入居していたのに…」と思われるかもしれませんが、ダンススタジオで発生する音は場合によってはカラオケやライブバー以上の騒音となることがあります。そのため、防音対策なしで運営している場合は改善が必要です。
・プログラムが変わった
「ダンス」と一口に言っても、ジャンルや講師によって内容が大きく異なる場合があります。
特に、レッスンの曜日変更や参加人数の増減などにより、音量や振動が変わり、新たなクレームが発生することがあります。
現地調査の結果
お問い合わせ頂いてから2日後、現地調査にお伺いしました。スピーカーで音を鳴らしながら確認したところ、数点の問題点が見つかりました。
・窓からの回り込み
スタジオ内で音楽を鳴らす前に窓の前に立ってみると遮音性能が低く、外の音がかなりはっきりと聞こえてきました。
同じようにスタジオ内部で発生した音も建物の外へ出ていくため、これが上や下の階に聞こえている懸念がありました。
・エレベーターからの回り込み
スタジオで音を鳴らしながら各階を巡回した結果、エレベーター移動中にスタジオのフロアを通過する際、大きな音が漏れていることが確認されました。
原因はスタジオ入り口のドアの遮音性能が低いためで、上階のテナントオーナーに悪印象を与える可能性がありました。
騒音問題の解決方法
窓の遮音性能に関して
窓からの回り込みが騒音全体にどの程度、影響があるのかは分かりませんが
インナーサッシ(二重窓)にすることで遮音性能が上がり、騒音を防ぐことが出来ます。
ダンススタジオなど、運動を伴う施設では窓を開けたくなる場合もあるので注意が必要です。
ドアの遮音性能について
ドア部分の遮音性能を上げるには、2通りの方法があります。
・既存のドアを撤去し、防音ドアに変更する
・既存のドアを残したまま、内側にもう一枚ドアを追加する
一見、付け替えた方がスペースも取らず良い方法に思えるかもしれませんが既存のドアの撤去作業は大変な作業で、状況によってはドアを追加する方がかなりお安く収まる場合がございます。
遮音工事の結果
こちらのケースは工事のご発注はまだ頂けていませんが、数十万〜数百万円のいくつかのパターンでお見積もりさせて頂きました。
工事の内容にもよりますが3〜4日間スタジオが使えないため、その分の売上減少も加味した上での検討が必要となってきます。
同様のケースでお悩みの方はもちろんですが、新規でダンススタジオを検討されている方はぜひ創和防音までご相談ください。
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