トイレの音漏れを防ぐ!効果的な防音対策の方法
更新日:2024.12.26
こんにちは!創和防音です。
皆さんはお手洗いに行く際に、周りの人にどのように伝えますか?
トイレに行くの言い換えには、「お手洗いに行く」「化粧室に行く」「 お花を摘んできます。」
「お花を摘んできます」の語源は登山用語で、野山で花を摘む姿に見立てた表現と言われています。
ところで皆さんは、トイレの音漏れが気になったことはありませんか? 今回は、トイレの防音に関する基本情報と対策方法について詳しく解説します。特にトイレを流す音の防音に悩んでいる方には必見の内容です!
トイレの音漏れが起きやすい理由
トイレは換気の必要性が高いことから、構造的に防音が難しい場所です。その理由を詳しく見てみましょう。
1. トイレの換気構造
トイレは臭気対策として換気が重要視されています。そのため、ドアの下部に設けられる「アンダーカット」や、上部に設けられる「トップカット」など、空気の通り道となる隙間が多くあります。この隙間から音も漏れてしまうのです。
2. ドアの防音性
一般的な家庭用トイレのドアは防音性を重視して設計されていません。さらに、完全防音のドアを設置しようとすると、給気や排気が十分に行えなくなるため、不衛生な状況を引き起こす可能性があります。
3. 配管部分の音漏れ
トイレの給水管や排水管は壁や床に設けられた穴を通して設置されており、これが音漏れの原因になります。音は空気を通して伝わるだけでなく、建物の構造自体を伝わって広がります。
トイレを流す音の大きさ
実際にトイレを流す音を測定してみると、約500Hzで70dB程度の音と言われています。これは隣の部屋では約50dB程度に減衰しますが、それでも日常会話に近い音量です。音に敏感な方にとっては十分に気になるレベルと言えるでしょう。
防音対策の方法
ここからは、現在のトイレを使い続ける場合と新設する場合、それぞれの防音対策について説明します。
現在のトイレに対する対策
壁の強化
石膏ボードを2枚重ねて設置
一定の防音効果が得られますが、壁だけの強化では配管や隙間からの音漏れを完全に防ぐことは難しいため、他の部分も合わせて対策することが重要です。
新築・リフォーム時の対策
間取りの工夫
トイレの隣を洗面所や浴室にする。
居室をトイレの隣に配置する場合は、クローゼットや収納を間に挟む。
ペーパーホルダーの配置
ペーパーホルダーを居室側の壁に設置しない。
トイレのドアの設置位置
ドアをリビングなどの主要な生活空間から視界に入らない位置に配置する。
まとめ
トイレはその構造上、防音が難しい場所ですが、間取りや設備の工夫によって音漏れを大幅に軽減できます。特に新築やリフォームの際には、音の問題を事前に考慮することが重要です。
音のことに悩んだらお気軽に創和防音までお問い合わせください!
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