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地球で最も大きな音?音圧レベルはどのぐらい?



みなさんこんにちは! 創和防音のちくわです!


家でゴロゴロしながらスコットランドの轟音バンド「モグワイ」を聴いてた時にふと思いました。


「地球で一番大きな音ってなんだろう・・・?」


今日はそんな内容をブログに書けたらと考えています!


ちなみにちくわが聴いた音で一番大きな音はこのモグワイのライブでした!

音が聴こえるというか「音の壁が通過する」みたいな感覚で衝撃を受けたのを覚えています!


モグワイのライブではありませんがライブハウスでの演奏を騒音計で計測したことがありますが、最大で120dBでした。これはかなり大きな音で飛行機のエンジン音に相当します!

ライオンの遠吠え



 


色々な騒音 その音圧レベルとは?



120dB  ・飛行機のエンジンの近く

110dB  ・自動車の警笛(前方2m)

100dB  ・電車が通る時のガード下

90dB  ・大声による独唱 ・騒々しい工場の中

80dB  ・地下鉄の車内

70dB  ・電話のベル ・騒々しい事務所の中や街頭

60dB  ・静かな自動車 ・普通の会話

50dB  ・静かな事務所

40dB  ・図書館 ・昼の静かな住宅地

30dB  ・深夜の郊外 ・ささやき声

20dB  ・木の葉の触合い ・置時計の秒針(前方1m)



よくある表なので、見たことのあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?


この表を見ても体感でピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが実は人が「うるさい」と感じるのは約60dB(デシベル)以上と言われています。日中でも電話のベルの音は気になりますよね?気になるぐらい大きな音で電話が来たことを知らせているとも言えます。


これが深夜になると暗騒音(意識していないけどなっている音)が日中に小さくなるのでもっと小さな音圧レベルでもうるさく感じます。マスキング効果で気にならなくなっていた音が聴こえるのが原因です。


音や騒音の感じ方というのは心理的要因が大きく、聴いている場所や時間帯によっても変化するので「うるさい」と表現するのもなかなか難しいところがあるのですがなんとなく音圧レベルと感じ方がご理解いただければ幸いです!


ちなみに暗騒音とマスキング効果についてはこちらのブログで詳しく書いています↓↓


暗騒音とは何か?


 


120dB以上の音圧レベルの例は?



よくある音圧レベルの表では120dB以上の音は記載がなく、例もなかなかありませんが距離減衰を考えて記載されているページなどがありました。120dB=「飛行機のエンジンの近く」とあるので、それ以上の音 130dB〜140dB ≒「ジェット機の真横」「ジェット機の離陸を真横で聴く」と表現されています!



 


世界で一番大きな音は?




火山噴火の爆音


観測史上、最も大きな音とされているのは1883年にクラカトアで大噴火の際に発生した音とされています。


クラカトアはインドネシアのジャワ島とスマトラ島の中間あたりに位置する島なのですが

約160km離れた所にあるバタヴィア・ガス製造所の記録によると

その音圧レベルは約172デシベル以上でした。


ちなみにその感じ方というのは以下の通りです。



クラカトアから2000km離れたアンダマン・ニコバル諸島

「銃声のような、並外れて大きな音が聞こえた」と記録

(大阪〜東京間が約400kmなのでその5倍の距離)



3200km離れたニューギニアおよびオーストラリア西部では

「北西の方角から大砲の音のような大きな音が何度も」聞こえたとされ

(大阪〜東京間の8倍の距離)



約4800km離れたロドリゲス島でも

「東の方から遠くで銃声のような音が聞こえた」

と伝えられるなど、様々な場所で火山噴火の音が記録されました。

(大阪〜東京間の12倍の距離)



それぞれの場所での感じ方を見るだけでもどれほど大きな音だったか分かりますね!


ちなみにですが…大気の中で生み出せる音圧レベルの限界は194dBだそうです!

それ以上の音は「衝撃波」に分類されるそうです! 


 

防音室で172dBを鳴らすと…


創和設計で作る防音室内でこの音量で音を鳴らすとどうなるか計算は無しでざっくりで考えてみると

遮音等級がD-60だった場合


172dB(騒音源) ー D-60(遮音性能) 

= 112dB (防音室外に聞こえる騒音)


となります。


噴火の爆音がジェットエンジンぐらいの音になる…

果たして意味があるのかないのかよく分かりませんがざっくり考えるとこうなります。



 

最後に


人間は 80〜90dBでうるさくて我慢できない 100〜120dBで聴覚機能に異常をきたす とされています。当然、噴火音のような大きな音でギターを弾きたい!と思っても一般的なお部屋ではなかなか出すことができる音量ではありません。


もし、このブログを読んでいる方でそんな轟音で演奏したい場合にはぜひ一度「創和防音」までご相談ください!正直実現できるかどうかは分かりませんが最後まで諦めずにお付き合いいたします!



創和防音のロゴ

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