〈 音の大きさと遮音性能
音のことで悩んだら 創和防音の検討手順
まずは音の大きさを測定
音の大きさを表すdBという単位は、人間の感覚に合わせて設計されたもので、「人間が感じる刺激(音など)に対する感覚の量を表す単位」です。騒音計を用いて正確に測定するとともに「騒音の発生源がなにか?」や騒音の侵入経路がどこかを考えます。
有効な対策を検討
音の大きさと騒音の発生源や侵入ルートが分かれば、次に有効な対策を検討します。防音室はほとんどのケースで有効ですが、例えば外からの車の音を対象とするなら窓の対策程度でも有効かもしれません。オーバースペックにならないようにお客様へご提案致します。
遮音性能の検討
用途に合わせた遮音性能
防音室の工事を実施する場合「部屋の中に壁を立てて二重にする」ということはご存知の方も多いかと思いますが、建物の構造、既存の壁の仕様や状況によって、工事内容が変わってきます。お客様のご要望に合わせてピッタリの仕様をご提案致します。
遮音性能と聞こえ方
騒音の侵入経路について
聴覚上は「窓から音が入ってきている」と思っていても屋根からの回り込みや床下からの回り込みの可能性もございます。測定無しでも効果があるか判断がつく場合もございますが、戸建ての住宅の場合は特に注意が必要です。
騒音源側の壁面のみを対策したとしても左右からの回り込みがある場合には十分な効果を得られない場合もございます。上の図は室内から室外へ騒音(ご家庭で発生した騒音)が周囲の迷惑になってしまう場合にも同じ経路を辿ります。
効果の薄い防音対策とは?
防音専門業者しか知らない「効果がありそうなのに無い騒音対策」をいくつかご紹介させて頂きます。お客様がご自身で騒音対策される場合などにお役に立てれば幸いです。
上の階の住人の足音がうるさくて眠れない。天井に工事をして騒音を軽減してほしい
天井の防音工事のみでは不十分です。特殊なケースを除き、満足頂ける効果が得られません。
よくあるお問い合わせですが足音の音を軽減するのは防音工事の中でもハードルが高い部類に属します。これは足音が空気伝搬音だけでなく、衝撃音も含まれるからです。詳しくはこちらをご確認ください。
遮音シートを使って防音工事をお願いしたい。可能ですか?
弊社の方で遮音シートによる防音工事は受け付けておりません。
一部の見積もりサイトにおいて「遮音シート」による防音工事を推奨するような内容が見られますが、創和防音においては効果が確認できないため、受け付けておりません。予めご了承ください。
防音用のカーテンを購入しようと思っています。効果はありますか?
騒音の大きさによっては効果があるかもしれませんが、弊社では分かりかねます。
「質量則」の観点からも効果が薄いことが予測されます。騒音の大きさによってはお客様の納得のいく効果があるかもしれませんが弊社にご相談頂いた場合には「二重窓」または窓の寸法に合った「吸音パネル」をご提案させて頂きます。